息栖神社
茨城県神栖市息栖2882
tel:0299-92-2300
息栖神社(いきすじんじゃ)
鹿島神宮・摂社
御祭神は、岐神(くなどのかみ)です。
相殿に天鳥船神(あめのとりふねのかみ)、住吉三神をお祀りしています。
※「岐神」は、出雲の国譲り後、東国へ向かう「武甕槌大神(たけみかづちのおおかみ)」の道案内として、
大国主命が派遣した神様です。
※「天鳥船神」は国譲りの際、「武甕槌大神」を出雲の国に先導した神様です。
創建は、第15代・応神天皇の御代と伝えられますが、詳細は不明。
古来より、鹿島神宮、香取神宮との関係は深く、息栖神社を含め「東国三社」と称されます。
古代、鹿島南部の地方は現在のような陸地ではなく、「沖洲」が広がっていました。
息栖神社は、その「沖洲」に流れる日川に鎮座し、大同2年(807年)に藤原内麿の命により
現在地に遷座されたと伝えられています。
息栖神社の鳥居と社号標
鎮座地は利根川流域。香取神宮、鹿島神宮、息栖神社で三角形を作るような感じ。
参拝は2010年1月下旬。
真っ直ぐな参道。気持ちよい。
参道の左手には稲荷神社が祀られている。
神門
鮮やかな朱色が印象的
緑豊かな境内。朱の柵の中には力石が置かれている。
境内社
左に鹿島神社、他三社。右に香取神社、他四社
拝殿
拝殿
御本殿
御祭神は「出雲の国譲り」縁の「岐神(くなどのかみ)」、
そして相殿に「天鳥船神(あめのとりふねのかみ)」
御本殿と拝殿を背後から
御本殿の近くでは、梅の木が花を咲かせていた
御神木の夫婦杉
拝殿側から神門を望む。
参拝者はあまりなく、周辺は閑静な住宅地。
静かな良い時間を過ごすことができた
息栖神社の社域は3800㎡と広大。豊かな森が広がっている
参道の鳥居をでて利根川の方を望むと、川に向かって鳥居が立っている
川に面して立つ鳥居の左右には、小さな二つの鳥居。
ここは「忍潮井(おしおい)」と呼ばれる場所。
神功皇后の3年(194年)、あたり一面海水におおわれていた頃、真水淡水の水脈を発見。
これを井戸とし住民の生活の水としたもので、海水をおしのけて噴出していることから、
忍潮井の名が付けられた。男瓶・女瓶と呼ばれる二つの井戸がある。
広大な利根川流域。
この対岸付近には香取神宮がある
川ごしに見える筑波山