物部神社
島根県大田市川合町川合1545
物部神社(もののべじんじゃ)
石見国一之宮、旧国幣小社
御祭神は、主祭神として宇摩志麻遅命(うましまじのみこと・物部氏の初代)、
相殿に<右座>:饒速日命、布都霊神、<左座>:天御中主大神、天照皇大神、
<客座>:別天神、鎮魂八神、をお祀りしています。
物部氏の総氏神である、大和の石上神宮と表裏一体をなす神社とされています。
御祭神の父神である饒速日命(にぎはやひのみこと)は、「十種神宝」を奉じ、天磐舟に乗って
大和国・哮峯(いかるがみね)に天降り、御炊屋姫命を娶られ、御祭神がお生まれになりました。
社伝によれば、宇摩志麻遅命は、神武天皇の大和平定を助けた後、物部一族を卒いて尾張国・美濃国・越国を平定し、
後にこの石見国で没したと伝えられています。
宇摩志麻遅命は社殿の背後にある「八百山」に葬られ、第26代・継体天皇8年(西暦513年)、
天皇の命によって八百山の南麓に社殿が創建されました。これが物部神社の創祀とされています。
物部神社の社号標と鳥居
出雲から車で1時間ほどの地に鎮座。有名な石見銀山が近い。
参拝は2009年4月18日
鳥居の奥にすぐ社殿。
神門がなく、とてもシンプルな配置
境内全景
背後の山がとても印象的
社殿正面より
砂金を含んだ手水石
さすが銀の山・石見
狛犬
拝殿
御神門の「ひおい鶴」
御祭神は鶴に乗って降臨されたと伝えられており、
神門は「太陽を背負った鶴」となっている。
このような神門は全国で唯一とのこと
御本殿
銅板葺きの勇壮な本殿。
県内では、出雲大社につぐ大きさなのだという
御本殿
左に、神代七代社
御祭神は、国常立尊、国狭槌尊、豊斟淳尊、泥土煮尊、砂土煮尊、角杙尊、活杙尊、
大戸道尊、大戸辺尊、面足尊、惶根尊、伊弉諾尊、伊弉冉尊。
右に、須賀見神社(御祭神は、六見宿禰命)・乙見神社(御祭神は、三見宿禰命)
後神社
御祭神は、師長姫命
一瓶社
御祭神は、佐比売山三瓶大明神
杉の境内社
森からの光が清々しい
御祭神の腰掛岩
社殿の左側に置かれている
淡島社、柿木社
御社殿の左側に鎮座する境内社群
天満宮
八重山神社。左に椿
草花に彩られた末社群。
写真の奥には淡島社、柿本社が鎮座している
皇祖四代社
御祭神は、天忍穂耳尊、瓊々杵尊、彦火々出見尊、鵜草葺不合尊
稲荷神社
稲荷神社の横から、「八百山」山上の御神墓へ向かう
御神墓
八百山の木々