古峯神社
栃木県鹿沼市草久3027
古峯神社(ふるみねじんじゃ)
御祭神は、日本武尊(やまとたけるのみこと)です。
現代から約1300年ほど昔(約700年ごろ)、「藤原隼人」が京都からこの地に移り、
「御祭神・日本武尊」の御威徳を慕い、京都よりこの「古峯ヶ原(こぶがはら)の淨地」に
日本武尊の神霊を遷座したことを創祀として伝えています。
日光山を開かれた「勝道上人」は、この地(古峯ヶ原)で3年の修行の後、天応2年(782年)
日光の男体山に初めて登頂。日光開山の偉業を成しとげたと伝えられています。
この縁起により、古峯神社を中心とする古峯ヶ原は、日光全山26院80坊の僧たちが、修行に励む霊地となり、
明治の初めの神仏分離令で現在の古峯神社となりました。
当社は別名「天狗の社」とも呼ばれ、廊下等には天狗の面・扁額などが掲げられています。
古峯神社の一の鳥居
古峰ヶ原(こぶがはら)の街道に立つ巨大な鳥居。
神社まで約5.5kmの場所にある。
境内入り口の鳥居
参拝は2009年12月27日の早朝。
突き刺すような寒気が、身を引き締めてくれる
境内遠景
参道には鳥居がいくつも続く。
背後の山々は厳かな感じで、「天狗の杜」と呼ぶにふさわしい趣きだ
参道を流れる川
神橋
社号標と鳥居
この鳥居は境内に入って3番目の鳥居となり、この鳥居の
向かって右手の丘に社殿や寝坊などが建っている
石の天狗面
神池
小さな滝が流れており、その音が実に心地よい
狛犬
境内の奥には、社殿や茶寮、宿坊などが連なっている。
神社ではあまり見かけない配置なので、少々驚く。
社殿前の鳥居
参拝は12月下旬。大祓の茅の輪が設けられている
拝殿
神仏習合の名残が色濃く残る佇まい。施された緻密な彫刻が印象的
拝殿の額
拝殿に施された彫刻
拝殿正面
拝殿の内部。祈祷を受ける場所。
参拝は基本的にこの中にあがって行うようだ。
授与所も屋内にある
拝殿内に置かれた天狗の像
拝殿内部から伸びる廊下
天狗の額や面などが並んでいる。
この奥には「御直会(おなおらい・神とともに行う食事)」のための大広間がある。
広さは300畳。少し覗いてみたのだが、驚くほどの大スペースだった
欅の天狗面
数百年前に作られた面とのこと。面長は1.5mと大きい
拝殿に連なる茶寮の外観
建物の屋根にも天狗の面
宿坊
宿坊付近より望む渓谷。美しい
境内にある神苑「古峯園」。
開園は9時~16時まで。入園料は大人300円
古峯園の橋
橋の日陰部分は霜が凍結していた
古峯園の遠景
凛とした木立と抜けるような空が印象的だった