北野天満宮
京都府京都市上京区御前通今小路上る馬喰町
北野天満宮(きたのてんまんぐう)
旧官幣中社
御祭神は、菅原道真公。御相殿に中将殿(菅公の御子息)、吉祥女(菅公の北の方)をお祀りしています。
北野天満宮は菅原道真公をお祀りした神社の宗祀であり、国を鎮め守る神として
平安時代中期多治比文子らによって北野の右近馬場に菅原道真公の御霊をお祀りしたのが始まりとされています。
永延元年(987)一条天皇の令により初めて勅祭が執り行われ「北野天満宮天神」の神号を得ました。
寛弘元年(1004)の一条天皇の行幸を初めてとし、代々皇室の御崇敬を受け、江戸時代には寺子屋の
精神的中心として菅公の御分霊がお祀りされるなど、「天神様」として親しまれ、
以来学問の神様としての信仰は現在に至るまで受け継がれています。
北野天満宮の参道入り口の鳥居
参拝は2008年5月。5年ぶり5回目の参拝。
参道
狛犬
参道の鳥居
末社・伴氏社
太閤井戸
楼門
文道の大祖風月の本主の額が掲げてある
廻廊
絵馬所
算額等の絵馬が多数奉納されている
三光門(中門)(重文)
左右に末社がならぶ壮観な風景
左より、福部社、老松社
左より、火之御子社、白太夫社
三光門
後西天皇御宸筆『天満宮』の勅額を掲げてある。
豊富な彫刻の中に「日」「月」「星」があるから三光門の名がある
三光門の額
御社殿(国宝)
御祭神菅原道真公をお祀りする本殿。桃山建築の代表。
現在の社殿は、慶長12年に造営された
御社殿(国宝)
御本殿
御后三柱(おんこうのみはしら)
本殿背面にも御后三柱という御神座持つ。
道真公の御神座と背中合わせの形で北向きに祭られているのは、
天穂日命(菅公の祖先神)・菅原清公卿(菅公の祖父)・菅原是善卿(菅公の父)の三柱の神。
その昔、天満宮の参拝は、この御后三柱も含めて礼拝するのを常とした。
御社殿を後方から。
権現造りの重厚な佇まいが印象的
御社殿背面部
境内は非常に広く、御社殿の周囲には多数の境内社が祀られている
末社・竈社(かまどしゃ)
文子天満宮
御祭神:菅原大神
御社殿後方の末社と新緑
摂社・地主神社
北野の創建以前からの地主の神で、
境内でもっとも古い社
末社
末社
末社・神明社
御祭神:天照大神、豊受大神
境内左手の杜
緑豊かな公園のようになっている
稲荷社
境内の左奥にも、いつくもの社が祀られている
末社・一夜松神社、豊国神社
野見宿祢神社
末社・一之保神社、奇御魂神社
絵馬掛所
東門(重文)
切妻造、銅葺の四脚門