金鑚神社
埼玉県児玉郡神川町二ノ宮750
金鑚神社(かなさなじんじゃ)
旧官幣中社
御祭神は、天照大神、素盞嗚尊です。
日本武尊が配祀されています。
第12代・景行天皇41年、「日本武尊」が東国征伐の帰途に、伊勢神宮にて
「倭姫命(やまとひめのみこと)」より賜った「火鑽金(火打石)」を東国鎮護のために「御室ヶ嶽」に鎮め、
天照大神と素盞嗚命をお祀りしたことが起源とされています。
※「火鑽金」は相模国にて日本武尊の危機を救ったとの伝承が残っています。
金鑚(かなさな)の語源は、砂鉄を意味する「金砂(カナスナ)」とされます。
鎮座地を流れる「神流川」周辺では、刀などの原料となる良好な砂鉄が得られたと伝えられています。
かつて氷川神社が武蔵国一之宮を称していた時代には、「二宮」を称していた社です。
※小野神社が一之宮で、氷川神社が三宮だった時代には、金鑚神社は五宮に列格されていました。
一ノ鳥居と参道
高崎線・本庄駅より約10kmの地に鎮座。
参拝は2009年4月下旬
二ノ鳥居
多宝塔への参道に鎮座する、蚕影山神社
多宝塔
中世の豪族・安保氏による寄進。
三間四面のこけら葺き、宝塔(円筒形の塔身)に腰屋根がつけられた二重の塔婆
境内に隣接する「金鑚清流公園」。
瑞々しい緑が広がり、心を和ましてくれる
奥に三ノ鳥居。
手前の橋は、前九年の役を鎮圧するために出兵した
源頼家・義家がかけた橋と伝えられている。
流れる川は水分(みくまり)の神(金龍)が宿るとされている
境内
左に神楽殿。右に拝殿。
右奥の山は、御神体山の「御室ケ嶽」
神楽殿
拝殿
拝殿
中門と瑞垣
瑞垣内に御本殿はなく、背後の「御室ケ嶽」そのものが御神体
中門より御神体山を仰ぐ
中門横に広がる森。
参拝は4月下旬。新緑が瑞々しい
拝殿と中門・瑞垣
御神木・旗掛銀杏
樹齢:約550年
右に拝殿。左奥の山は「御嶽山」。
新緑に彩られた山と、透明感ある空のコントラストが美しい
御嶽山山頂へと至る参道
末社。詳細不明
光こぼれる御嶽山の道。
聖域感たっぷり
御嶽山の森
鏡岩
約1億年前、関東平野と関東山地の境にある八王子構造線ができたときの
岩断層活動のすべり面なのだという。
岩の表面が光を反射し、まるで濡れているかのよう。
断層がずれた際、強い摩擦によって岩が磨かれ、まさに鏡のような状態になっている
御嶽山の山頂付近に鎮座する社。
急な階段を登りきり、やっと到着。
標高は343m
山頂付近の石仏群
山頂付近の社の後ろから岩場を登り、頂上に至る
御嶽山山頂からの展望
御嶽山山頂からの展望。
吹き抜ける春の風が心地よい