松尾大社
京都府京都市西京区嵐山宮町3
松尾大社(まつのおたいしゃ)
旧官幣大社。全国の松尾神社の総本宮
御祭神は、大山咋神(おおやまくいのかみ)、中津嶋姫命(なかつしまひめのみこと)です。
松尾大社(まつのおたいしゃ)の大山咋神は社殿建立の奈良時代の頃、はじめてここに祀られたものではなく、
それ以前の太古の昔よりこの地方一帯に住んでいた住民が、松尾山の山霊を頂上に近い大杉谷の上部の磐座に祀って、
生活の守護神として尊崇したのがはじまりと云われています。
五・六世紀の頃、秦の始皇帝の子孫と称する秦氏が朝廷の招きによってこの地方に来住。
その首長は松尾山の神を同族の総氏神として仰ぎつつ、新しい文化をもってこの地方の開拓に従事したと
伝えられています。酒造については秦一族の特技とされました。室町時代末期以降、
当社が「日本第一酒造神」と仰がれ給う由来はここにあります。
大鳥居と松尾山
松尾山は別雷山(わけいかづちのやま)とも称されている
一ノ鳥居と社号標
桂川
梅津から渡ったところに松尾大社は鎮座。
橋は車の往来が非常に多い
参道
新緑の中に白い旗のコントラストが美しい
鳥居
脇勧請という榊の小枝が下げられている
楼門
楼門の随神の周囲に張り巡らせた金網には、たくさんの杓子がさしてある。
これはよろずの願い事を記して掲げておけば救われると言う信仰に依るもの
「一ノ井川」に咲くやまぶき。
あまりの美しさに息をのむ
境内
右から拝殿、御本殿。御本殿の後ろには松尾山
拝殿
御本殿(左奥)と釣殿(中央)
釣殿
御社殿に捧げられた酒樽
御本殿(重文)
「松尾造り」と呼ばれる珍しい建築
御本殿
境内。磐座(いわくら)がある方角
衣手社、一挙社、金刀比羅社、祖霊社
御社殿の左手。非常に濃密な空気が漂う
相生の松
三宮社(左)、四大神社(左)
霊亀の滝
ただならぬ気配。まさに神域。
このような感覚を久しぶりに味わった
霊亀の滝
亀の井
神泉。延命長寿、よみがえりの水としても有名