美保神社
島根県松江市美保関町美保関608
美保神社(みほじんじゃ)
旧国幣中社・「事代主系・えびす神社」の総本宮。
※「蛭子系・えびす神社」の総本宮は西宮神社。
御祭神は、事代主神、三穂津姫命です。
※三穂津姫命(みほつひめのみこと)は大物主神の后神
創建の詳細は不明。
※『出雲風土記』にその名が記載されていることから、創建は8世紀以前に遡ると考えられています。
「美保」の地は、「大国主命」の国造りと国譲りと関わりのある神々の縁の地です。
大国主命とともに国造りを行なった「少彦名命(すくなひこなのみこと)」が現れたのが、
この美保の地であると伝えられます。
また、国譲りの可否を問われた「事代主命」は、この美保の地から大国主命の元に呼ばれたと伝えられています。
例祭(4月7日)で行なわれる青柴垣(あおふしがき)神事では、神話の「国譲り」が再現されます
美保関
大国主命が少彦名命と出会ったのが、美保の地であると伝えられている。
また、国譲りの可否を問われた事代主命は、この美保の地から
大国主命の元に呼ばれたとも伝えられている
美保関の港
美保神社の一ノ鳥居。奥に二ノ鳥居。
米子空港から車で20分ほどの場所に鎮座。
参拝日は、2009年4月17日
社号標と二ノ鳥居
緑にあふれた清々しい境内
二ノ鳥居の額
恵美須社
御祭神:事代主命
参道
狛犬
随身門
ご祭神として豊磐間門命、櫛磐間門命をお祀りしてい
随身門から拝殿を望む
御社殿
圧巻!なんともかっこいい社殿。
背後の森は新緑で輝き、空と雲のコントラストも鮮やか。
素晴らしい光景
拝殿
他の地域では見たことがない独特の造り
拝殿
御本殿(国指定重文)
本殿は「美保造(比翼大社造り)」と呼ばれる独特の様式。
大社造の社殿を2棟を横に並べたもので、右殿(向かって左)に「事代主神」、
左殿(向かって左)に「三穂津姫命」をお祀りしている。
※右殿と左殿の間(装束の間)には、末社・大后社(御祭神、神屋楯比売命、沼河比売命)が鎮座し、
姫子社(御祭神:媛踏繭五十鈴媛命、五十鈴依媛命)、神使社(御祭神:稲脊脛)が合祀されている。
御本殿・左殿
御祭神は「三穂津姫命」
御本殿・右殿
御祭神は「事代主神」
御本殿
御本殿・背後より
境内・御本殿の左手
萌黄色の木々が美しい
若宮社(御祭神:天日方奇日方命)
今宮社、秘社が合祀されている。
※本殿右後ろに鎮座
若宮社横の神池
御本殿背後の社叢
神域感たっぷりの空間。素晴らしい
宮御前社(御祭神:埴山姫命 )
宮荒神社、船霊社、稲荷社が合祀されている。
境内の右側に鎮座
宮御前社横の御霊石
拝殿(左)と神門(右)。その奥に宮御前社
神門と廻廊
鮮やかな緑に包まれた、気持ちのいい境内。
社殿も見事、社叢や若宮社付近は神秘的な雰囲気に満ちており、
たいへん印象深い社だった