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熊野本宮大社

和歌山県田辺市本宮町本宮1110

tel:0735-42-0009

熊野本宮大社(くまのほんぐうたいしゃ)

旧官幣大社
御祭神は、家都美御子大神(けつみみこのおおかみ)です。
※「家都美御子大神」は、「熊野坐大神(くまぬにますおおかみ)」「熊野加武呂乃命(くまぬかむろのみこと)」
とも称され、「素盞鳴尊」とされています。

 

社伝によれば、第10代・崇神天皇の御代に、「大斎原(おおゆのはら・熊野本宮大社の旧社地)」
「熊野三所権現(熊野速玉大神、熊野夫須美大神、家津美御子大神)」が降臨。その様子を、
「大きな櫟(いちい)の木に三体の月が降りてきた」と伝えています。
社殿の造営は、降りてきた真ん中の月からの「我は證誠大権現(家都美御子大神)であり、
社殿を創って齋き祀れ」との神勅によるものと伝えられています。
「大斎原」は熊野川と音無川が合流する中州で、古代から聖地とされてきましたが、
明治22年(1889年)の大洪水で社殿の一部が倒壊。
その後無事だった社殿3棟を高台に移し、現在地に遷座となります。
当社は明治期まで「熊野坐神社(くまのにますじんじゃ)」と称されていました。

 

社殿に祭られる御祭神は下記。(<>内は神仏習合における本地仏)
◇上四社
  第一殿(西御前):熊野牟須美大神・事解之男神 <千手観音>
  第二殿(中御前):速玉之男神 <薬師如来>
  第三殿(證証殿):家都美御子大神(主祭神) <阿弥陀如来>
  第四殿(若宮):天照大神 <十一面観音>
◇中四社
  第五殿(禅児宮):忍穂耳命 <地蔵菩薩>
  第六殿(聖宮):瓊々杵尊 <龍樹菩薩>
  第七殿(児宮):彦火火出見尊 <如意輪観音>
  第八殿(子守宮):鵜葺草葺不合命 <聖観音>
◇下四社
  第九殿(一万十万):軻遇突智命 <文殊菩薩・普賢菩薩>
  第十殿(米持金剛):埴山姫命 <毘沙門天>
  第十一殿(飛行夜叉):弥都波能売命<不動明王>
  第十二殿(勧請十五所):稚産霊命 <釈迦如来>
※熊野本宮大社に祀られているのは、上四社のみ。
  中四社、下四社は明治の大洪水で流出。旧社地の大斎原には中四社・下四社を祀る祠が設けられている。

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熊野本宮大社の大鳥居
熊野三山の首座であり熊野信仰の中心となる神社。
長年の思いがついに成就し参拝させていただくことができた。
鳥居の横には「八咫烏(やたがらす)」の神旗

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表参道入り口

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狛犬

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表参道の階段
立ち並ぶ「熊野大権現」の白旗が印象的

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参道の左手には「功霊社」

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参道にある祓戸大神
本宮社殿を拝する前に、ここで身を清める

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表参道の左脇には旧道・熊野古道

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階上は明るく開けた感じ

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階上
正面に神門。右手に授与所

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神門

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神門から社殿を望む。
正面にあるのは、主祭神である「家都美御子大神」を

お祀りしている「第三殿(證証殿)」
素晴らしい。

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境内。御社殿全景。
左より、第一殿(西御前、ご祭神:熊野牟須美大神・事解之男神)と

第二殿(中御前、ご祭神:速玉之男神)
第三殿(證証殿、ご祭神:家都美御子大神)
第四殿(若宮、ご祭神:天照大神)

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第一殿(西御前)、第二殿(中御前)
熊野三所権現である熊野牟須美大神、速玉之男神をお祀りする

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第一殿(西御前)、第二殿(中御前)

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別角度からの御社殿全景。
ほれぼれするほどの見事さ。鳥肌がたつ

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第三殿(左)と第四殿(右)
第三殿(證証殿)は主祭神・家都美御子大神を祀り、
第四殿(若宮)には天照大神が祀られている

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主祭神をお祀りする第三殿(證証殿)

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第四殿(若宮)

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第四殿の向かって右には、満山社
ご祭神は八百萬神

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境内の右端ある歌碑と杉の木

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石組の外玉垣
かなり古そう。旧鎮座地である大斎原から運んだものなのだろう。
洪水で流された社殿に思いを馳せると、いろいろ感慨深いものがある

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社殿を別構図で。
空は、雲ひとつない蒼天

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第三殿(左)と第四殿(右)

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第一殿と第二殿の鈴門

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境内
工事でもしているのかと思ったら、翌日に催される

浅野温子さんの講演会の準備なのだそうだ。
タイトルは「日本神話への誘い」。日本神話の朗読会のような催しらしい

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境内の左端にある「和泉式部祈願塔」

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神門

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神門の外に出ると、隣に「黎明殿拝殿」。
なんとなく神仏習合的な雰囲気

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黎明殿拝殿前に置かれた、大国石と亀石

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黎明殿拝殿と神門の遠景

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境内に掲げられた「旧本宮社殿絵図」
旧社地では、このように社殿は川に囲まれていたようだ。

熊野本宮大社・参拝メモ

参拝は2009年9月下旬。
奈良県の玉置神社参拝後に赴いた。

熊野本宮大社は新宮の駅から35kmほど離れ、車だと1時間近くかかる。
大社周辺は土産物屋などが並び、かなり開けた感じ。

境内には「撮影禁止」の案内板が出ていた。
「撮影の際には社務所に申し出るように」とのこと。
恐る恐る申し出たところ、「個人で撮影し、個人で写真を見る分には撮影はOK」との返事。
本宮本社の写真を乱用したり、商業用につかうのはNGということらしい。

本宮本社のすぐ近く(徒歩5分)には、旧鎮座地である「大斎原(おおゆのはら)」がある。
ご祭神降臨の地と伝えられ、足を向けられると良いと思う。

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