筑波山神社・山上本殿
茨城県つくば市筑波
筑波山神社・山上本殿(つくばさんじんじゃ・さんじょうほんでん)
御祭神は、筑波男大神(伊弉諾尊・いざなみのみこと)、 筑波女大神(伊弉冊尊・いざなみのみこと)です。
それぞれ、筑波山の男体山、女体山にお祀りされています。
筑波山は、関東地方に人が住むようになったころから、信仰の対象として仰がれてきました。
その山容が二峰相並ぶため、自然に男女二柱の祖神が祀られました。
その後祖神は「いざなぎの神、いざなみの神」と日本神話で伝えることから、
筑波の大神も「いざなぎ、いざなみ両神」として仰がれています。
筑波山
関東平野の北東部にそびえる、双頭の霊山。
左が男体山(標高:871m)、右が女体山(標高:877m)。
山頂にそれぞれ御本殿が祀られ、中腹には遥拝所として拝殿が造られている
筑波山山頂広場
筑波山神社の境内からケーブルカーに乗って到着。
左が男体山山頂、右が女体山山頂
筑波山山頂広場からの展望(北西側)
※栃木県日光の男体山・女峰山を望むこともできる
男体山山頂への参道
途中険しい岩場があった
男体山御本殿
御祭神は、筑波男大神(伊弉諾尊・いざなみのみこと)
男体山御本殿
男体山山頂からの展望
※360度の大展望
南側は、広大な関東平野を一望できる
うっすらとではあるが、富士山山頂を望むことができた
男体山山頂から、女体山山頂を望む。
山頂の御本殿を遥拝することができる
男体山を下り、今度は女体山山頂へ。
距離は約1km。比較的平坦な道で、徒歩で15分ほど
ガマ石
元来「雄龍石」といい、傍らには「雌龍石」もある。
その尾は霞ヶ浦に達するといわれている
女体山御本殿の社務所を仰ぐ
女体山御本殿
御祭神は、筑波女大神(伊弉冊尊・いざなみのみこと)
女体山山頂からの展望。
広がる大パノラマ
女体山山頂から望む男体山山頂。
山頂には御本殿
女体山からつつじヶ丘まで徒歩で下山。
かなり急な岩場が続く。
ロープウェーでおりることもできる
大仏岩
北斗岩
巨石が点在する下山道。
かつては修験の道場として栄えた筑波山。
かなり整備されたとはいえ、その岩道はかなり険しい
裏面大黒岩
大きな袋を背負った大黒様の後姿に見える
ことがその名の由来
出船入船岩
元来「熊野の鳥居石」といい船玉神を祀る。
筑波山の修験者が2つの石の間を通し、紀州熊野を遥拝した
母の胎内くぐり
筑波山禅定(修験の行)の行場の1つ。岩の上部の穴より下へ抜ける
摂社:稲村神社
高天原と名づけられた岩上に鎮座。
御祭神は、天照大神
弁慶七戻り
元来「石門」といい、聖界(髙天原)と俗界(現世)を分ける門であるといわれ、
大変神聖な場所とされる道
下山道も終盤。
道はなだらかとなり、視界も広がる
つつじヶ丘高原からの参道入口
筑波山
右下に参道入口の鳥居、左に女体山山頂が見える