伊曽乃神社
愛媛県西条市中野甲1649
tel:0897-55-2142
伊曽乃神社(いそのじんじゃ)
旧国幣中社
御祭神は、天照大神、武国凝別命(たけくにこりわけのみこと)です。
※武国凝別命は、第12代・景行天皇の第12皇子。
※国幣中社昇格の際の御祭神は「伊曽乃神(いそののかみ)」。神名は固有の御名でなく、
伊曽乃(神野)に坐します神という意味。
第13代・成務天皇28年(西暦158年)、御祭神である「武国凝別命」が東予地方を開拓するにあたり、
皇祖神である天照大神を祀ったことに始まると伝えられています。
天正13年(1585年)には豊臣秀吉の四国征伐により社殿・社宝が焼失。一時土佐国へ遷座しますが、
慶長11年(1606年)に旧地に復座しました。
※地元には下記のような伝承が残っています。
その昔、「伊曽乃の女神」と「石鎚山の男神」が加茂川の畔で出会った。
二人は恋仲となり、女神は結婚を迫るが、男神は「石鎚山で修行をしなければならず結婚はできない」と断った。
男神は、「修行が終われば結婚できるのでそれまで待ってほしい。山頂から三つの大石を投げるので、
真ん中の石が落ちた所に館を造って待つように」と言い残し山へ登っていった。
間もなく、石鎚山から三つの石が飛んできた。真ん中の石が落ちたところには館が作られ、
それが伊曽乃神社の始まりだという。
伊曽乃神社の一の鳥居
愛媛県西条市の山村部に鎮座。
参拝は2009年9月12日。天気はあいにくの雨だった
「石鎚神社の投石」
石鎚の神の投げ石と伝えられる。
一の鳥居の右脇に置かれているのだが、案内板がなく分かりにくい
社号標と二の鳥居
参道の注連柱
狛犬
参道を進むとご神木の大楠が出迎えてくれる。
実に立派だ。
神門はこの大楠の右手となる
神門。左右に大楠
神門より境内を望む。正面に拝殿
整った場。実に清々しい
拝殿
御本殿
神明造り
社殿全景
神明造りの屋根が印象的
社殿右手の天満神社
御祭神:菅原道真公外四柱
社殿の周囲を取り囲むように境内社が祀られている。
写真は境外末社の遥拝社
三社宮
山王神社(御祭神:大山咋神)、妙見神社(御祭神:八千鉾神)、
厳島神社(御祭神:多紀理毘賣命外二柱)
端枝神社(みずえじんじゃ・祖霊社)
鎮守神社
御祭神:村上兵衛外三柱
御本殿を後方(鎮守神社付近)より
御本殿の後方に鎮座する御先神社
御祭神:猿田彦神
社殿の周囲を一周。
雨が一段と激しく降り出した
拝殿から神門を望む
神門を出ると、正面に「古茂理神社(こもりじんじゃ)」の鳥居
古茂理神社
ご祭神は木花之佐久夜毘売命
神門と楠のご神木
神門前の風景は、とても印象的