水無神社
岐阜県高山市一之宮町5323
水無神社(みなしじんじゃ)
飛騨国一之宮、旧国幣小社
御祭神は、主祭神として御歳神、相殿に大己貴命、神武天皇、応神天皇、天火明命、
少彦名命、天照皇大神、豊受姫大神、大歳神、外七柱をお祀りしています。
この十六柱を総称し、水無大神と称します。
創祀の詳細は不明(史上に表れるのは平安初期)。
鎌倉時代には水無大菩薩と称し、近世には水無大明神・水無八幡宮と称していました。
社名の「水無」は、「みなし」「みずなし」などとも読み、水主(みずぬし)の意味。
神社の南西に位置するご神体山・位山は、古代から川の水源(水主)の神の坐す霊山と仰がれていました。
参拝は2009年1月10日。
最寄りの駅、飛騨一ノ宮附近から、水無神社が鎮座する山を望む。
※ご神体山である位山は、この山の右手2kmほどのところにある
表参道。
手前に神橋、正面奥に鳥居。
積雪は20cmほど
水無神社の鳥居と社号標
明治7年~10年まで、島崎藤村の父は水無神社の宮司をつとめていたと言う。
その父をモデルに、小説:『夜明け前』の主人公(青山半蔵)は描かれた
絵馬殿(かつての社殿)
絵馬
粉雪が舞う境内。正面に神門(拝門)
境内の中央に配された注連縄
神馬舎
中には2体の神馬像が収められていた
神馬舎隣のご神木(杉)
境内右手に鎮座する白川神社。
御母衣ダムの湖底に沈んだ白川村(白山の飛騨側にあった村)の
産土神(かつての白山神社)を祀る
境内
右手前に白川神社、中央奥に水無神社の神門
神門
(※飛騨総社では、同様の門を「拝門」と呼んでいた)
神門(拝門)
神門に配された狛犬一対
拝殿
御本殿
御本殿を包む水無神社の杜
チバカの桂
樹齢約500年
御本殿左手の境内社
稲荷神社
神門側より境内を望む
ご神体山・位山(くらいやま)
※写真中央、標高1529m
古代から霊山として崇められ、2千年来、天皇の即位式には
位山より位板が献上され続けた
水無神社参拝メモ
参拝は2009年1月10月。
雪に包まれた新春の飛騨一之宮に参拝したく、この日を選んだ。(積雪20cmだった)
最寄の駅は「飛騨一ノ宮駅」。
品川(東京都) ⇒ 飛騨一ノ宮の到着時刻を検索すると、
どんなに早朝に出発してもなんと14:45!
理由は高山本線の各駅停車の本数が少ないため。
行き方をいろいろ検討した結果、特急でまず高山駅まで行き、
高山駅から飛騨一ノ宮駅に1駅戻る行程があることを発見。
※普通に路線情報検索をしても、この案内は表示されない。
品川(6:07発) ⇒ 名古屋(7:36着) ※のぞみ1号
名古屋(7:43発) ⇒ 高山(10:04着) ※特急ワイドビューひだ1号
高山(10:35発) ⇒ 飛騨一ノ宮(10:42着) ※高山本線・美濃太田行き
次の問題は参拝後の移動。
飛騨一ノ宮発の電車は、のぼりも下りも、14:40ごろ!
ちなみに神社の近くにはバス停がある。
高山駅行きは、11:14発と13:14発。
※バスの時刻表参照(下呂営業所・下呂線参照)
いずれの時刻も都合が悪いので、神社までタクシーを呼び移動。
※山都タクシー:05577-32-2323 (高山駅まで3000円ほど)
高山駅の途中、日枝神社、飛騨総社などがあるので、立ち寄ってもよいかも知れない。
名古屋から特急に乗り高山へ。
岐阜附近まで空は快晴だった
下呂駅を出て5分。
空は曇り、粉雪が舞い始める
高山駅
下呂附近。
雲がしだいに厚くなってくる
下呂を出て15分。
辺りはすっかり雪景色
飛騨一ノ宮駅(無人駅)