丹生都比売神社
和歌山県伊都郡かつらぎ町上天野230
丹生都比売神社(にふつひめじんじゃ/にうつひめじんじゃ)
紀伊国一之宮、旧官幣大社
御祭神:第一殿:丹生都比売大神(にうつひめのおおかみ・丹生明神)
第二殿:高野御子大神(たかのみこのおおかみ・狩場明神)
第三殿:大食都比売大神(おおげつひめのおおかみ・気比明神)
第四殿:市杵島比売大神(いちきしまひめのおおかみ・厳島明神)
2004年に、世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」として登録されました。
社伝によれば、創建は現在から約1700年前とされており、詳細は不明。
御祭神の「丹生都比売大神」は、神代に「紀ノ川」流域に降臨し、紀伊国や大和国に農耕を広めた神様と伝えられています。
神社の由緒によれば、御祭神名の「丹(に)」は、朱砂の鉱石から採取される
「朱(硫化水銀)」を意味するとのこと。その鉱脈のあるところに「丹生」の地名と神社が置かれ、
丹生都比売大神は、この「朱」を支配する一族の祀る女神とされていたとのことです。
高野御子大神は、丹生都比売大神の御子神で、「空海」を高野山に導いた神と伝えられています。
当初は、「丹生都比売大神」と「高野御子大神」の二柱をお祀りしていましたが、
平安末期に「大食都比売大神」と「市杵島比売大神」が合祀されました。
丹生都比売神社の鳥居
その名の通り「丹色」が実に印象的。
参拝は2009年5月4日
鳥居と太鼓橋。
鳥居の奥にかかる太鼓橋は、あっけにとられるほどの美しさ。
鮮烈
太鼓橋と神池
太鼓橋
太鼓橋の上から境内を望む
丹色の神橋。樹木の奥に楼門。
なんとも感応的な佇まい
楼門。
威風堂々といった感じ。
室町時代の建立で、重要文化財に指定されている
楼門遠景
楼門にかかる紫の幕は、高野山金剛峯寺から
寄贈されたもの
楼門より四棟並ぶ御本殿を望む。
向かって右より、
第一殿:丹生都比売大神
第二殿:高野御子大神
第三殿:大食都比売大神
第四殿:市杵島比売大神
春日造りの御本殿。
(第四殿、第三殿、第二殿を望む)
境内に右手から望む御本殿(第一殿)
第四殿の左隣に鎮座する「若宮」。
御祭神は行勝上人
緑に包まれた実に美しい境内。時間を忘れしばし散策
境内の左奥の森。中央に佐波神社
佐波神社(さわじんじゃ)
境内
中央に神橋と太鼓橋