海神神社
長崎県対馬市峰町木坂247
海神神社(わたつみじんじゃ・かいじんじんじゃ)
対馬国一之宮、旧国幣中社
御祭神は、豊玉姫命(とよたまひめのみこと)、鵜葺草葺不合尊(うがやふきあえずのみこと・豊玉姫命の御子)、
応神天皇、神功皇后(応神天皇の母)をお祀りしています。
彦火火出見命、宗像神、道主貴神が配祀されています。
※海神神社は二組の母子をお祀りしています。対馬の神社は、母神と御子神をセットで祀るのが基本とのこと。
神功皇后が三韓征伐からの帰途、新羅を鎮めた証として
旗八流(八本の旗)を納めたことを起源とします。
旗は当初「上県郡峰町」に納められ、その後現在地である「木板山(伊豆山)」に移されたようです。
その地名に由来し、かつて海神神社は、「木坂八幡宮(きさかはちまんぐう)」と称していました。
中世以降は、当社を「上津八幡宮(かみつはちまんぐう)」または「八幡本宮」と称し、
厳原町に鎮座する厳原八幡宮(いづはらはちまんぐう)を「下津八幡宮(しもつはちまんぐう)」
または「八幡新宮」と称されました。
対馬の右上部に位置する、海神神社・鎮座地近くからの展望。
天気がよければ右の方に朝鮮半島が見えるかも知れない。
九州と朝鮮半島の中間に位置する対馬は、古代において、
外交と国防の最前線の島であった
海側から鎮座地である「伊豆山」を望む。
左下に海神神社の鳥居が小さく見える
海神神社の鳥居。
人気はなく、ひっそりと佇む。対馬空港から約40km(車で約1時間)。
参拝は2009年8月1日。
参道
木々の枝が道を覆うように伸びている
参道の向かって左手に鎮座する祭魂社
二ノ鳥居
参道の階段。かなり段数がある。
左右の森は鬱蒼とした感じ
参道の階段から海を望むことができる
参道横にはいくつもの巨石が置かれている
三ノ鳥居
階上に開けた境内が見える
階上の境内。正面に拝殿。
参拝は8月。濃い樹気が境内に漂い、セミの鳴き声があたりに木霊している
御本殿
御本殿の向かって右手には境内社が並ぶ
一番左の境内社
御祭神:行先殿・濱殿御子神・乳母神
左より
御祭神:一宮神・白鬚神・御先駈神・飛崎神
御祭神:若宮神・瓊宮神・五王神・飛崎神
御祭神:新霊神・金倉神・貴船神
御祭神:今宮神・寶満神・濱殿神・左廳神・美女神・天道神
境内ほぼ全景。
左より、拝殿、御本殿、境内社が並ぶ
境内の桜。幹が右に異様に傾いていた
境内の周辺は、野鳥の観察路にもなっている。
写真は「オオルリの道」。
やはり木の幹が全体的に右に傾いているように見える。
神域の杜。
これまで斧を入れたことがない原生林とのこと
対馬・参拝メモ
対馬に来島したのは2009年8月1日。
東京から福岡に行き、福岡から対馬に飛行機で入った。
※対馬の到着は10:35。
空港でレンタカーを借り、対馬の神社を巡拝。
「海神神社」
「和多都美神社」
「住吉神社(鴨居瀬)」
「住吉神社(鶏知)」
「厳原八幡宮」と巡った。
レンタカーはヨシナガレンタカーを利用。(空港店:0920-54-4111)
空港と厳原港に窓口があるのでとても便利。
ちなみに対馬の観光案内所は0920-52-1566
対馬の次は壱岐の神社を巡る。
壱岐行きのフェリーは、こちらの時刻表などを参照。
http://www.kyu-you.co.jp/