安仁神社
岡山県岡山市西大寺一宮895
tel:086-946-1453
安仁神社(あにじんじゃ)
備前国一之宮、旧国幣中社
御祭神は、五瀬命、稲氷命、御毛沼命です。
※御祭神は、鵜草葺不合命と玉依毘売命の御子(第一子、第二子、第三子)で、
初代天皇となる磐余彦尊(神武天皇)の「兄」にあたります。古くは当社を「兄神社」と称していました。
※古文献では当社の祭神については様々な記述があり、1870年(明治3年)の神社明細帳では「未詳」と書かれています。
創祀年代は不明。
社伝では、神武東征の際に「五瀬命」が数年間この地に滞在し、神武天皇が即位の後に五瀬命ら皇兄たちを
この地に祀って「久方宮(ひさかたのみや)」と称したのが起源としています。
「続日本後紀」・承和8年(841年)に『安仁神預名神焉(あにのかみみょうじんにあづかる)』とあり、
「延喜式神名帳」には備前国名神大社に列格。
※元々は当社が備前国一宮となるはずでしたが、939年の「天慶の乱」において藤原純友方に味方したため、
一宮の地位を朝廷より剥奪されたと伝えられています。
元々、社殿は背後の宮城山(みやしろやま・別名鶴山)にありましたが、火災で焼失。その後、
中腹にあたる現在地に再建されました。
安仁神社の参道入り口。左に社号標、左右に狛犬。
岡山駅より車で約30分。瀬戸内海の「牛窓」にほど近い地に鎮座。
参拝は2009年9月11日
参道入り口の左右に配された備前焼の狛犬
安仁神社の一ノ鳥居
二ノ鳥居
豊かな緑に包まれた、気持ちのよい参道
随神門
門を抜けると階段があり、階上が境内となる
境内全景
整った気持ちのよい場
拝殿
弊殿と御本殿
御本殿
御本殿の前に中門
御本殿の向かって右手に鎮座する左補神社
御祭神は、主祭神:五瀬命に付き従った将軍達の御霊
正面奥には稲荷神社
稲荷神社
御祭神:倉稲魂神
稲荷神社の隣にある
天神社遥拝所と綱掛石神社遥拝所
御本殿を後方から。青い空が実に美しい
御本殿の後方正面
空には飛行機雲(?)が伸びていた。
御本殿から気の柱が伸びているように見える
荒神社
御祭神:火彦霊神・奥津彦神・奥津姫神
伊勢神宮遥拝所
御本殿の左手に鎮座する右補神社
御祭神は、主祭神:五瀬命に付き従った将軍達の御霊
境内より空を望む。幾筋もの雲が伸びていた
境内より参道を望む。
参道の森と蒼天のコントラストが美しい
安仁神社から望む展望。
美しい田園風景が広がっていた