佐太神社
島根県松江市鹿島町佐陀宮内73
佐太神社(さだじんじゃ)
出雲国二之宮、旧国幣小社
御祭神は、<正中殿>に、佐太大神(=猿田毘古大神)、伊弉諸尊、伊弉冉尊、速玉男命、事解男命。
<北殿>に、天照大神、瓊々杵尊。<南殿>に、素盞鳴尊、秘説四柱。
以上、12柱をお祀りしています。 (神社の公式HP参照)
創建は、第11代・垂仁天皇54年と伝えられています。
「出雲国風土記」には「佐太御子社」、延喜式神名帳には「佐陀神社」と記された社。
※延喜式に「出雲國二ノ宮」と記された社。出雲國三大社の一つと称されてきました。
「出雲国風土記」の記述から、かつての鎮座地は「神名火山(現:朝日山)」の麓であったと考えられています。
中世には、「伊弉冉尊(いざなみのみこと)」の陵墓とされている「比婆山(ひばやま)」の
神陵を遷しお祀りしたとも伝えられ、旧暦十月には伊弉冉尊を偲んで八百万の神々が
当社に集まるとの言い伝えから「神在の社(かみありのやしろ)」とも称されています。
佐太神社近くの山嶺。
のどかな田園風景が広がっていた
佐太神社の一ノ鳥居
松江市街から車で15分ほどの地に鎮座。
参拝日は、2009年4月17日
参道を歩いていると、唐突に現れる神門と御社殿。
狛犬
神門
御本殿(国指定重文)
大社造り・三殿並立の珍しい造り。
<正中殿>に佐太大神・伊弉諸尊・伊弉冉尊・速玉男命・事解男命、
<北殿(向かって右)>に天照大神・瓊々杵尊、
<南殿(向かって左)>に素盞鳴尊・秘説四柱
をお祀りしている
<南殿(向かって左)>
御祭神は、素盞鳴尊・秘説四柱
<正中殿>
御祭神は、佐太大神・伊弉諸尊・伊弉冉尊・速玉男命・事解男命
<北殿(向かって右)>
御祭神は、天照大神・瓊々杵尊
境内遠景
御本殿
手前に南殿、奥に正中殿。
向かって左の南殿は、通常の大社づくりと階段が逆。
他に類を見ない構造
御本殿
手前に北殿、奥に正中殿
北末社
山王社(御祭神:大己貴命)
宇智社(うちしゃ)(御祭神:天児屋根命)
玉御前社(たまのみまえしゃ)(御祭神:玉屋命・たまやのみこと)
竹生島社(ちくぶしましゃ)(御祭神:竹生島神)
北末社近くの杉
緑が鮮やか
境内
南末社
戸立社(とだてしゃ)(御祭神:手力雄命)
振鉾社(ふりほこしゃ)(御祭神:天鈿女命)
垂水社(たるみしゃ)(御祭神:岡象女命・みづはのめみこと)
天神社(御祭神:菅原道真)
神明社
舞殿
母儀人基社(もぎのひともとしゃ)への参道
母儀人基社の参道からの展望
母儀人基社(もぎのひともとしゃ)
御祭神:伊弉冉尊
母儀人基社の森。
神厳な空気に溢れた空間。
佐太神社を参拝するなら、この場所にもぜひ訪れるべき