石清水八幡宮
京都府八幡市八高坊30
石清水八幡宮(いわしみずはちまんぐう)
旧官幣大社
御祭神は、中御前 に誉田別命(ほんだわけのみこと・応神天皇)、
西御前に比咩大神(ひめおおかみ・宗像の三女神)、
東御前に息長帯姫命(おきながたらしひめのみこと・神功皇后)をお祀りしています。
この三柱を総称し、八幡大神と称します。
貞観元年(859年)、空海の弟子であった南都大安寺の僧行教が宇佐神宮に参詣した折に、
「われ都近く男山の峰に移座し国家を鎮護せん」との神託を受けました。
これを受けて、その翌年の860年に清和天皇の命により社殿を建立したのを創建とします。
「石清水(いわしみず)」の社名は、男山に鎮座していた石清水山寺に由来します。
創建以来、幕末までは神仏習合の宮寺で「石清水八幡宮護国寺」と称し、
京都の北東にある比叡山延暦寺と対峙して、京都南西の裏鬼門を守護する王城守護の神、
王権・水運の神として皇室・朝廷より篤い信仰を受けてまいりました。
石清水八幡宮(いわしみずはちまんぐう) 一の鳥居
八幡市駅から徒歩3分。
背後の山は男山と呼ばれ、山全体にかつての
石清水八幡護国寺の宿坊が点在していた
一の鳥居横の放生池より、男山を望む
頓宮北門
頓宮殿
頓宮南門と男山
摂社・高良社
御祭神は、高良玉垂命
頓宮南門を抜けた表参道沿いに鎮座
二の鳥居
ここから山頂にある御社殿まで、階段と坂道が続く
狛犬
七曲りの階段
このような折り返しが七度ある
七曲りの長い階段を抜けると、
階上に赤い社(大扉稲荷社)が見える
末社・大扉稲荷社
さらに参道は続く
参道には神仏習合時、多数の宿坊があったのだが
、現在それは取り壊され写真のような荒地になっている
参道のクスノキ
三の鳥居
天保二年の建造。
一の鳥居から徒歩15分。ここから御社殿までまっすぐな参道が続く
末社・三女社
御祭神は宗像三女神
参道の左、少し離れた場所に鎮座
参道
南総門
南総門より境内を望む
境内
参拝は2009年1月下旬。神楽殿では御神矢渡しが行われていた。
境内の中央では、柔道の演舞が行われている
御社殿拝門
拝門内部
御社殿の廻廊
御社殿の左から周囲を巡る。
御祭神縁の摂社・末社が多数鎮座している
廣田社、生田社、長田社
神功皇后縁の社。御本宮は兵庫県西宮・三宮附近に鎮座
御祭神と縁が深い住吉社(左)、
右は一童社
龍田社、貴船社
御社殿背部
若宮社
御祭神は仁徳天皇
若宮殿社
御祭神は応神天皇の皇女
気比社、水若宮社
境内を抜け、裏参道へ。
写真中央は東門
摂社・石清水社
裏参道途上に鎮座。男山から湧き出る霊水(霊泉)を祀る場所。
石清水八幡宮は、もとは男山から湧き出る
清泉を神として祀ったのがはじまりと伝えられている
石清水井
現在も岩間から清水が湧き出ているという