新田神社
鹿児島県薩摩川内市宮内町1935-2
tel:0996-22-4722
新田神社(にったじんじゃ)
薩摩国一之宮、旧国幣中社
御祭神は、天津彦彦火瓊瓊杵尊(あまつひこひこほのににぎのみこと)です。
相殿に天照大神、天忍穂耳尊がお祀りされています。
※江戸時代までは八幡神も合祀され、「新田八幡宮」「川内八幡宮」とも呼ばれていました。
創建は神亀2年(725年)と伝えられるが詳細は不明。
※「御祭神である邇邇芸尊の墓をお祀りしたのが創始」との言い伝えや、
「藤原純友の乱の時、国家鎮護を祈願し建てた八幡宮の一つ」とする史料もあります。
かつては、同じく薩摩国一之宮を名乗る「枚聞神社」と一宮相論がおきていたとのことです。
東シナ海へとそそぐ川内川(せんだいがわ)。
「川内」の名は、御祭神である瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)が、この地に
「千台(せんだい)」といわれる高殿を築いて住んだことに由来するという
川内川に面して立つ「一の鳥居」。
鳥居より1kmほどの長い参道が続く。
参道の先に見えるこんもりした山が、新田神社が鎮座する神亀山(しんきざん)
参道。とにかく長い
二の鳥居
背後に神亀山。上空から見ると確かに亀の形をした山である
忍穂井川(しおいがわ)にかかる降来橋(こうらいばし)
降来橋上から望む参道。
神亀山の森が迫ってくるようだ。
参道階段途中には、東西の門守神社がある
階上の三宮
左より早風神社(御祭神は、級長津彦神・級長津姫神)、
中央神社(御祭神は、大山祗神)、高良神社(御祭神は、天鈿女命
御神石
イザナギ河童とイザナミ河童
参道の階段はさらに続く。
左右には樹齢数百年と思える巨樹が繁る
新田神社の大楠(くすのき)
樹齢は650年~800年と推定されている。
階上に見えるのは拝殿
新田神社の拝殿
かつて新田神社には社殿がなく、「瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)」の墓陵が造られた
神亀山そのものが神社であったとも伝えられている。
「新田」の名は、瓊瓊杵尊が川内川より水をひいて新しく水田をつくったことに
由来するのだという。
拝殿
子だき狛犬。安産に霊験ある狛犬と伝えられている
拝殿左の拝所
拝殿右の拝所
左の拝所から廊下がのび、その先に社殿。
配祀されている天照大御神が祀られているのだろうか。
その右手には新田神社の御本殿。御祭神は、瓊瓊杵尊
可愛山陵(えのさんりょう)
なんと瓊瓊杵尊の御陵と伝えられる場所。
御本殿の裏手にある。
この場所は宮内庁が管理している
可愛山陵(えのさんりょう)
厳粛な雰囲気あふれる場所。
拝殿に参拝する人は多かったが、可愛山陵にはひと気がなく静まりかえっていた