田島神社
佐賀県唐津市呼子町加部島3956
tel:0955-82-3347
田島神社(たじまじんじゃ)
旧国幣中社
御祭神は、田島三神(宗像三神)で、田心姫尊(たごりひめのみこと)、市杵島姫尊(いちきしまひめのみこと)、
湍津姫尊(たぎつひめのみこと)です。
大山祇神、稚武王尊(わかたけのみこ・仲哀天皇の弟)が配祀されています。
創建年代は神代とされ、詳細は不明。肥前国最古の神社と伝えられています。
最古の記録は『松浦古事記』で、「天平3年(731年)、相殿に稚武王を配祀した」との記録が残っています。
延喜式神名帳には「肥前国松浦郡 田嶋坐神社」と記載され、名神大社に列しました。
江戸時代には唐津藩の祈願所となり、明治4年に国幣中社に列格となります。
鎮座地の「加部島(かべしま)」は、かつては「姫島」「姫神島」と呼ばれていました。
境内社には、「佐用姫伝説」ゆかりの「佐與姫神社(さよひめじんじゃ)」が祀られています。
田島神社の鎮座地「加部島(かべしま)」から、玄界灘を望む。
雲間から差し込む光が何とも神々しい
玄界灘に面する田島神社の一ノ鳥居。
鳥居後ろの坂道を登り、境内へと至る。
参拝は2010年1月8日
社号標と参道
加部島東部の入江が鎮座地になっている
二ノ鳥居
鳥居の右手に鎮座地の森。左は入江
元寇の碇石
蒙古の軍船の碇に使われた石。
東方玄海の海中より引き上げられたものとのこと
参道途中に立つ肥前鳥居
肥前守であった「源頼光」の寄進。佐賀県最古の鳥居とのこと。
鳥居の奥に階段があるが、こちらは表参道ではないようだ
参道から望む階段と楼門
こちらが表参道になっているようだ
表参道の鳥居。
鳥居の先は入江になっている。
かつての参拝は主に舟を使ったのかも知れない
鳥居の先に広がる入江
入江側から見る鳥居と参道階段
参道階段と階上の楼門
左右に狛犬
楼門
楼門から境内を望む
境内
正面に田島神社の拝殿。左に末社・佐與姫神社
狛犬
狛犬
拝殿の左右にも社殿。祝詞殿かな
御本殿
拝殿左の社殿
階上から末社・佐與姫神社(さよひめじんじゃ)を望む
末社・佐與姫神社(さよひめじんじゃ)
御祭神:松浦佐與姫尊(まつうらさよひめのみこと)
御本殿内には、佐用姫が夫との別れを悲しんで石になったと伝えられる「望夫石」がある
末社・御崎神社(みさきじんじゃ)
御祭神:級長津彦神(しなつひこのかみ)、級長津姫神(しなつひめのかみ)、
猿田彦神(さるたひこのかみ)
境内の左手奥にある「太閤祈念石」への参道
しばらく坂道を歩くと太閤祈念石が見える。
結構巨大
太閤祈念石
豊臣秀吉が朝鮮出兵の際、必勝を祈願し槍を突き立てると、
その気迫に割れたと伝えられる巨石
太閤祈念石背後の森。
このあたりには大きな岩がゴロゴロ転がっている
楼門から望む入江