粟鹿神社
兵庫県朝来市山東町粟鹿992
粟鹿神社(あわがじんじゃ)
但馬国一之宮
御祭神は、粟鹿大神(あわがのおおかみ・お祀りされている十一柱の神々の総称)。
主な御祭神は三柱。
日子坐王(ひこいますのみこ/第9代・開化天皇の第3御子で山陰に派遣された四道将軍の一人)、
天美佐利命(あめのみさりのみこと/大国主の御子)
彦火々出見尊(ひこほほでみのこみと/山幸彦)です。
創祀年代は不詳で、約2000年前以上とも伝えられています。
社伝には、景行天皇の御代、熊襲を征する行軍の途中、社殿を造営されたとの記録があります。
「粟鹿」の名は、「鹿が粟を三束くわえて山(粟鹿山)から現れ、人々に農耕を教えた」との言い伝えに由来します。
粟鹿神社にはその鹿が祀られていると伝えられています。
粟鹿神社の杜と鳥居。
杜の奥には、かつて神を宿した山として信仰されていた
粟鹿山(標高962m)がそびえている。
民家もまばらな山村部に鎮座し、人気は少ない。
それゆえ清浄な高い気が長い間守られてきた地といえる
鳥居の前に立っただけでわかる、尋常ならぬ気の高さ。
あまりのすごさに涙が出そうになる
光こぼれる参道。しばし呆然。
右手前に勅使門。中央奥に神門
神門。
見惚れるほど整った佇まい。
なぜか感謝の念が湧いてくる
境内
まさに神域。空気の揺れ・乱れが止んでいる。
日本にはまだこのような場所が残っていたのだなと、感謝の思いで嬉しくなる
御社殿全景
清浄な空気の中に佇む社殿。
まるで透き通っているかのような印象を受けた
拝殿
拝殿前の狛犬
御本殿
御社殿
拝殿の右隣に鎮座する猿田彦神社
勅使門
応仁の乱の兵火を免れた門。
神門の隣に建ち、現在は開かずの門となっている
神門を入って左側に鎮座する天満宮
神門を入り正面に望むことができる杜。
この神社の中心的な神域。杜内は禁足地。
中央に見えるのは厳島神社
境内右奥の杜より望む禁足地。
正面奥に厳島神社。右に稲荷神社の鳥居
稲荷神社の参道と稲荷神社
稲荷神社から望む粟鹿神社の杜
御社殿の左に鎮座する床浦神社
御祭神は大己貴命
床浦神社の奥に鎮座する茗荷神社
御祭神は草野姫命
苔に覆われた樹幹と拝殿
杉の木と天満宮
桜と境内
立ち並ぶ杉の木
粟鹿神社が鎮座する杜。
この杜と神社は、日本の大切な資産だと思う。
感動の余韻に浸りながら神社をあとにする