高野山・金剛峯寺
和歌山県伊都郡高野町高野山
高野山・金剛峯寺(こうやさん・こんごうぶじ)
高野山真言宗の総本山
弘法大師・空海を開祖とする、高野山真言宗の総本山。
創建は弘仁7年(816年)。
第52代・嵯峨天皇から高野山の地を賜り、開山。高野山は、
空海が若い時に修行した山であると伝えられています。
「金剛峯寺建立修行縁起」には、空海が修行に適した土地を探して歩いていたところ猟師に出会い、
その猟師がつれていた2匹の犬に導かれ山中に赴いたところ、土地の神である
「丹生明神(にうみょうじん)」が現われ高野山を譲り受けた、との伝承が残されています。
※「丹生都比売神社」参照。
開山後、一度は荒廃した高野山でしたが、長和5年(1016年)頃から、
祈親上人定誉(きしんしょうにんじょうよ)によって再興。多くの信仰を集めました。
金剛峯寺の入り口
参拝は2009年5月4日。
GW中ということもあり、多くの参拝者で賑わっていた
総本山・金剛峯寺の境内。
豊臣秀吉縁の寺院である「文青巖寺」と「興山寺」が合併し「金剛峯寺」と改称。
かつては高野山全体を指す名称であったが、
明治期以降は管長が住む総本山寺院の名称となっている
境内
せっかくなので本坊を内拝する。拝観料は500円
蔵王堂
高野山・金剛峯寺参拝メモ
参拝は2009年5月4日(祝)。
和歌山駅近くでレンタカーを借り、和歌山県の神社を巡拝する途中に立ち寄った。
和歌山市街から高野山までは車で1.5時間ほど。
金剛峯寺周辺に到着したのは、朝の10:30ごろ。
高野山には多数のお寺が点在。
その周囲には土産物屋や旅宿などが建ち並び、完璧な観光地になっていた。
GW中ということもあり、多数の観光客が訪れ、人と自動車であふれかえる高野山。
午前中にも関わらず駐車場はどこも満車で、裏道には路駐車の列。
「高野の歴史を感じながら、静かにゆっくりと参拝を」と思っていたが、
とてもそんな状態ではなかった。
高野山を下山したのは12:30ごろ。
この時間帯、入山する車で登山道は大渋滞。
金剛峯寺付近の駐車場は(路駐可能な場所を含めて)完全なキャパオーバー。
それでも次から次へと訪れる車、車、車。
いろいろ考えさせられるものがあった。
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