太平山神社
栃木県栃木市平井町659
太平山神社(おおひらやまじんじゃ)
御祭神は、瓊瓊杵命(ににぎのみこと)、天照皇大御神(あまてらすおおみかみ)、
豊受姫大神(とようけひめのおおかみ)です。
伊邪那岐神、大己貴神、天宇受賣命、御食津神、大物主神、別天神、月夜見尊が配祀されています。
太平山神社の歴史は、第11代・垂仁天皇の御代に大物主神(おおものぬしのかみ)・
天目一大神(あめのまひとつのおおかみ)が「三輪山(現在の太平山)」に鎮座されたときに
始まると伝えられています。(現在は奥宮として鎮座)
その後、第53代淳和天皇の御代、風水害や疫病で人々が苦しむさまに淳和天皇が心を痛め、
「下野国(今の栃木県)の霊峰三輪山に天下太平を祈る社を造営せよ」との詔を賜り、
日の神であり太陽のように命を育む「天照皇大御神」、月のように人々に安らぎを与える「豊受姫大神」、
星のように人生の道案内をしてくださる「瓊瓊杵命」を勧請。
この「日・月・星」の御神徳をあらわす三座の神様をお祀りするために太平山神社が造営されました。
車道に立つ「太平山神社の大鳥居」
鳥居の中に見える山が「太平山」
「あじさい坂」入り口の鳥居。
車で社殿近くにまで上がることはできるが、
せっかくなので「あじさい坂」の登山参道を歩いてみる。
※大鳥居の道をまっすぐに進み、「国学院大学・栃木」のT字路を
そのまま通り越せば「あじさい坂」の入り口に出る。(駐車場あり)
ちなみに「国学院大学・栃木」のT字路を右折すると、
太平山神社の山頂へと至ることができる。
あじさい坂の石標
「あじさい坂」の入り口付近に立つ「六角堂」。
独特なフォルムの建物
あじさい坂の参道
社殿までは約600m。1000段が階段が続き、
石畳の両側には2500株の「あじさい」が植えられている
延々と続く階段。
ただ勾配は緩やかで、石畳もしっかりしているため、とても歩きやすい。
あじさいが咲く季節に、もう1度来てみたいと思った。
見ごろは6月中旬~7月上旬とのこと
参道の脇にある「窟神社」
弁財天を祀っている
参道に広がるあじさい苑
あじさい坂のほぼ中央に立つ鳥居。存在感がある
石段の横、旧参道にかかる神橋
参道
随神門
享保8年(1723年)、徳川吉宗による建築。
濃い朱色が実に鮮やか
随神門
神仏習合の名残を残す佇まい
随神門からさらに階段が続く
鳥居と勅使門
勅使門
太平山神社の拝殿正面
御本殿
御祭神は、「日・月・星」の御神徳をあらわす
「天照皇大御神」「豊受姫大神」「瓊瓊杵命」
拝殿の向かって右には、多くの境内社が建ち並ぶ
御本殿の向かって右に「交通安全神社」。その隣に「福神社」
星宮神社の社殿
中央に「星宮」、向かって右に「天満宮・文章学社」、
向かって左に「子易神社」をお祀りしている
星宮神社の裏手にある「蛇神社」
なで石
太平稲荷神社(左)と三輪神社(右)
足尾神社
八社
皇大神宮、稲荷神社、厳島神社、上宮神社、天満宮、
大杉神社、機姫神社、浅間神社
愛宕神社(左)と八幡神社(右)
八社と愛宕神社の間にある、奥宮への参道
奥宮参道
奥宮へは、徒歩5分ほどの登山となる
奥宮参道からの展望。
眼下には栃木市の街並みが広がる
奥宮への入り口
奥宮「剣宮(つるぎのみや)」
御祭神:天目一大神(あめのまひとつのおおかみ)
天目一大神は、天照大神の岩戸隠れの際に霊剣をつくった神様。
そのため、この奥宮は「剣宮」と呼ばれている
奥宮を包む森
木漏れ日が心地よい