大瀧神社・岡太神社
福井県越前市大滝町13-1
大瀧神社(おおたきじんじゃ)・岡太神社(おかふとじんじゃ)
御祭神は、大瀧神社:國常立尊・伊弉諾尊、岡太神社:川上御前(岡太大神)です。
※川上御前は、今より1500年ほど前、この地に「紙漉きの業」を伝えた女神として伝えられています。
権現山の頂にある「上宮(奥の院)」とその麓に建つ「下宮」からなり、「上宮(奥の院)」には、
「大瀧神社」と「紙祖神・岡太神社」の両本殿が並び建ち、「下宮」は両社の里宮となっています。
第33代・推古天皇の御代(592ー638)に大伴連大瀧の勧請によって創祀。
ついで、養老3年(719)この地を訪れた泰澄大師(白山の開祖)は、産土神である「川上御前」を守護神として祀り、
国常立尊・伊弉諾尊を主祭神として十一面観世音菩薩を本地とする神仏習合の社を創建、
「大瀧児権現」と称されていました。
中世、この地は白山信仰の霊場として栄えますが、織田信長の一向一揆討伐により焼失。
その後領主となった丹羽長秀や、初代藩主・結城秀康などの崇敬篤く、焼失した社殿が再建されました。
路上に立つ一の鳥居
参拝は2009年7月18日
大瀧神社・岡太神社の二の鳥居
何やらただならぬ雰囲気が漂っている
鳥居をくぐると神秘的な雰囲気の境内が広がる。
ちょっと圧倒されてしまった。
社殿は左手の丘上に鎮座している
境内。独特の場の雰囲気
神門
幻想的な佇まい。背後の森に圧倒される
参道の階段
狛犬
神門より御社殿を望む。
すごい存在感、そして威圧感の御社殿。
まるで生き物のようだ
社殿(国指定重文)
天保14年(1843)建立。
拝殿と御本殿が一体となった造り。
拝殿:入母屋造向拝一唐破造/御本殿:木造檜皮葺流造
まるで意思をもっているかのごとき佇まい。驚愕
御社殿の屋根
思わず見惚れてしまうほど優美な造り
御本殿を側面から。
施された緻密な装飾がすごい
拝殿正面
拝殿に施された鳳凰の彫刻
拝殿の向拝に施された龍と狛犬の彫刻。
まるで命をもっているかのようだ
境境内社・護国霊社、氏子祖霊社
拝殿(左)と神門(右)
神楽殿とと廻廊
神饌所(旧神楽殿)と廻廊
階上より境内を見下ろす。
おびただしいセミの鳴き声が耳をつんざく
観音堂
堂内には、木造十一面観音坐像が安置されている
参拝の余韻に浸りながら境内を眺める
御神体山・権現山。
この山頂に「上宮(奥の院)」が鎮座している