相馬中村神社
福島県相馬市中村字北町140
tel:0244-35-3363
相馬中村神社(そうまなかむらじんじゃ)
御祭神は、天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)です。
相馬中村神社の起源は、相馬氏の始祖である「平将門」が承平年間(931年~937年)に
下総国・猿島郡に「妙見社」を建立したことに始まると伝えられています。
その後、この地に「相馬中村城」を築城した相馬中村藩・初代藩主「相馬利胤公」が、慶長16年(1611年)に
城内南西に一族の守護社である妙見社を建立したのが、現在の相馬中村神社の起源とされています。
妙見とは、仏教でいう「北辰妙見菩薩」のこと。神仏習合時代には、御祭神である「天之御中主神」と同神とされました。
北辰とは、「北極星」を指し、北方鎮護をつかぎどる星の信仰がもとになっています。
明治期の神仏分離令により神と仏は分離され、
「妙見社」は「相馬中村神社」と改め、御祭神も「天之御中主神」としました。
馬中村神社の一ノ鳥居
境内の広大な敷地は、「中村城跡」となっている。
一ノ鳥居は、「南二の丸跡」とのこと。
鎮座地は福島県相馬市。福島駅から約50kmを車で走り、到着。
参拝は2009年10月31日
石灯篭が並ぶ参道
境内入り口
鬼のような顔をした狛犬
二ノ鳥居
二ノ鳥居の隣には、ご神木・親子杉
参道の正面突き当りには「北野天満宮」が鎮座
北野天満宮の向かって右には、
八坂社(左)と諏訪社(右)
参道は直角に右に折れ、正面には三ノ鳥居
参道の左には神池
手水舎に建つ馬の像。
「相馬」にちなむ馬の像や絵などが、境内の
至るところに配されている
三ノ鳥居の先には階段。
階上には拝殿
相馬中村神社・拝殿
相馬中村神社・拝殿
社殿全景(国指定重文)
寛永20年(1643年)、相馬中村藩2代藩主・相馬義胤により建立
御本殿
御本殿向かって左手の「御水神舎」
国王社(星之宮)
ご祭神は、平将門公
稲荷社
御本殿向かって右手の境内社。
右より、塩竈神社・黄金神社、松尾神社、足尾神社
絵馬殿
二ノ鳥居とご神木の親子杉
相馬中村神社は、地元では有名な神社のようで、
多くの参拝者が訪れていた。
境内には馬も飼われており、少し離れた場所には「馬場」もある。
境内の雰囲気は落ち着いていて、穏やかな参拝ができた