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雄山神社・峰本社

富山県中新川郡立山町立山峰1

雄山神社・峰本社(おやまじんじゃ・みねほんしゃ)

越中国一之宮、旧国幣小社
御祭神は、伊邪那岐神(いざなぎのかみ)、天手力雄神(あめのたぢからおのかみ)です。
※伊邪那岐神の本地仏は「阿弥陀如来」、天手力雄神の本地仏は「不動明王」。


社殿によると、大宝元年(701年)、越中国の国司・佐伯有若の子「有頼公」は、
白鷹と黒熊に導かれ立山の「玉殿岩窟」において
「我、濁世の衆生を救はんがため此の山に現はる。或は鷹となり、或は熊となり、
汝をここに導きしは、この霊山を開かせんがためなり」
という雄山大神の霊示を受け、立山を開山したと伝えられています。
峰本社の鎮まる立山は、万葉集にも「神の坐ます山」として詠まれた名山で、
中世には山岳修験の霊場として多くの信仰を集めました。
※日本三大修験の一つ。他の二つは富士山と白山。
冬は雪に閉ざされるため、山麓に「中宮祈願殿」および「前立社檀」が造営されました。

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立山駅からケーブルカー、バスを乗り継ぎ、登山口のある室堂(むろどう)に到着。

(標高2450m)
正面に見えるのが立山連峰。(標高約3000m)
立山は万葉集にも詠まれた修験道の聖地で、日本三大霊山の一つに数えられている。
室堂到着は、2009年7月20日の早朝(7:20)。

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室堂の周囲には多くの観光スポットがある。
写真はミクリガ池。美しい

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天候は晴れ。本当にありがたい。
まだ梅雨の最中で、前日は土砂降りの雨だった

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立山
立山は台形のような形をした連峰で、右より雄山(おやま・3,003m)、
大汝山(おおなんじやま・3,015m)、富士の折立(ふじのおりだて・2,999m)の

三峰からなっている

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カメラを超望遠にすると、雄山の山頂に社殿が見える

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その社殿に向けて出発。
はじめは舗装されたなだらかな道が伸びる

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立山の左にそびえる別山。
朝日をあびた山並みが実に美しい

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右手には、室堂の近くにそびえる三角の形をした山。
これまた美しい

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少し歩くと、左手に室堂山荘。
この山荘が提供してくれる気象情報は、かなり参考になった

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登山道を覆う雪。
立山登山には、最低でも軽トレッキングシューズが必要。
※僕はゴルフシューズをはいて臨んでみた

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山の斜面を覆う雪。スキーができそうだ。
※帰りに見たら、本当にスキーをやっている人がいた

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振り向けば、後立山連峰の美しい展望が広がっている

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立山。太陽は立山の後方から上がってくる

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登山道横に広がる景観。素晴らしい

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登山道に何度も現れる雪道。左手に立山

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様々に表情を変える景観。
雪解け水が滝のように流れている

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右手に祀られている祓度社

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立山を見ると、斜面に人影。
これからあの勾配を登らなくてはならないらしい

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約40分ほど歩き、「一の越」に到着。右の写真は一の越山荘。
立山は標高約3000m。酸素が薄く、無理をすると頭痛やめまいがおこる。
充分に休息をとりながら進んでいきたい

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一ノ越からの展望。中央に見えるのは国見岳かな

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一ノ越から、これまでの登山道を振り返る。
室堂山荘が中央やや左に小さく見える。ずいぶん歩いてきたもんだ。
山並みの向こうに雲海が広がる。ちょっと感動

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さて、いよいよ山頂に向けて、この勾配を登らなくてはならない。
ストックをリュックにしまい、軍手を装着

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岩山を、両手でよじ登るようにして進む。
結構きつい

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風景など楽しむ余裕がなくなる。
この勾配はちょっとつらい

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ちょっと振り返ってみた。
下に見えるのは一の越山荘。足がすくみそうになる光景

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30分ほど断崖を歩き、もうへとへと。
と思ったら山頂が見えてきた

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休憩所らしき場所でしばし休息。
酸素が薄いせいか、目がチカチカする

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水分補給をしながら、景観を楽しむ。
眼下に室堂。標高差は約500m。これを一気に登ってきたことになる

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水分補給をしながら、景観を楽しむ。
眼下に室堂。標高差は約500m。これを一気に登ってきたことになる

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ふたたび登山開始。
勾配はさらに急になる。最後の難関

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ついに山頂に到着

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山頂

出迎えるのは、雄山神社・峰本社の社殿。
つらい登山だっただけにかなり感動

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雄山神社・峰本社
社殿はまさに山頂に建っている。標高3003m

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鳥居より社殿を望む

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社殿の前に、オレンジ色の服を着た神職の方が立っている。
社殿(山頂)で祝詞をあげていただけるようだ。
500円の初穂料を納め、さっそく赴く

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祝詞奏上の最中。
山頂には何人もの参拝者の姿がある

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蒼天の下に佇む峰本社の社殿。感動!
神職の方がこの中に入り、祝詞を奏上する。
社殿の前には石が敷き詰められている。
これは登頂者が持参した河原の石だとのこと

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雄山山頂からの展望。
左より剣岳、その手前に別山、右に真砂岳

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剣岳。ちょうど「剣岳・点の記」の映画が上映中ということもあり、
登山者に大人気の山だった

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視線を右に移すと、何と富士山が見えた。ここは富山県なのに!
中央にぼんやりとシルエットが浮かぶ

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さらに右を向くと、今度は石川県の白山。
これで日本三大霊山そろい踏み

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山頂付近には社務所がある。
軽食や水なども売られていた

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360度、さえぎる物がない大パノラマ

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眼下に室堂。左にミクリガ池が青く輝いている

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30分ほど山頂に滞在した後、下山開始。
危険度は登りよりも高いものの、筋肉への負担が少ない分だけ楽

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下山後に遥拝する立山。
すっかり日が昇り、登山前とは表情が異なる。
登山開始は7:20。山頂到着は9:00。
下山開始は9:30。室堂到着は10:20だった。
(かなり飛ばしすぎ)

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佐伯有頼公が雄山大神の霊示を受けたと伝えられる「玉殿岩窟」。

立山開山の縁の地である。
※室堂山荘から、徒歩5分

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「玉殿岩窟」のさらに奥には滝がある。
かなり印象深い場所

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帰路につこうと立山を見上げれば、何と山頂付近に虹。
しかも形がかなり特殊。
いろんな面で非常に印象に残る参拝だった

​ 

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雄山神社・峰本社参拝メモ

参拝は2009年7月20日の早朝。天候は幸運にも晴れ。
登頂のルートはいくつかあるが、「中宮祈願殿」「前立社檀」の参拝のことも考え、
「室堂」から登ることにした。

立山の開山期間は短く、7月1日~9月30日の3ヶ月間のみ。
それ以外の期間は雪に閉ざされてしまう。
しかも北陸地方の梅雨は長く、平年は8月にならないと明けない。


◆立山の天気や気候について
  ・下記のライブカメラサイトで、立山(室堂)のリアルな気象状況等を確認することができる。
   http://www.murodou.co.jp/kozan/live.htm
   http://www.murodou.co.jp/ (立山室堂山荘のHP)
   http://www.alpen-route.co.jp/murodo/live.htm

◆室堂までの道程
  ・マイカーの乗り入れは禁止されているため、立山駅からケーブルカーやバスを乗り継ぎ、
室堂へ至らなければならない。
   工程やスケジュールのプランニングの際に、下記の情報が役立つ。
 
   (アクセスガイド) http://www.alpen-route.com/acs-route.html 
   (時刻表・・・立山駅~室堂(PDF)) http://www.alpen-route.com/pdf/guide_a2009.pdf
   (時刻表・・・室堂~立山駅(PDF)) http://www.alpen-route.com/pdf/guide_b2009.pdf
   立山観光協会・・・076-462-1001 

  ・立山駅には約1500台の駐車スペースがある。

  ・開山期間は非常に多く登山者が訪れる。混雑を避けたいのであれば、できるだけ早い時間の登頂をお勧め。
    ※ちなみに私は始発のケーブルカーに乗車した。

・バスに乗る際は左の窓側に座ることをお勧め。風景を存分に楽しむことができる。

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