須我神社
島根県雲南市大東町須賀260
須我神社(すがじんじゃ)
御祭神は、須佐之男命、稲田比売命、清之湯山主三名狭漏彦八島野命です。
武御名方命が配祀されています。
※「清之湯山主三名狭漏彦八島野命(すがのゆやまぬしみなさろひこやしまのみこと)」は、
須佐之男命と奇稲田比売命の間の御子神です。
「古事記」によれば、簸の川上において「八岐大蛇」を退治した須佐之男命は
、奇稲田比売命と共に八雲山の麓のこの地に至ります。
そして「この地に至り、わが心須賀須賀し(すがしがし)」と言われ、宮殿を造り、鎮まられました。
当地「須我(すが)」の名は、この故事によるものと伝えられています。
また、須佐之男命は宮殿を包む美しい雲の立ち昇るのを見て、
「八雲立つ 出雲八重垣 つまごみに 八重垣つくる この八重垣を」との歌を詠みました。
この歌は日本最古の歌とされ、須我神社は「日本初之宮(にほんはつのみや)」、「和歌発祥の地」とも称されています。
※この歌は、「出雲」の国名の由来でもあります。
かつて須我神社は「八雲山」の中腹に鎮座しており、
現在その地には奥宮(磐座・夫婦岩)が鎮まっています。
須我神社の一ノ鳥居
街道沿いに面して立つ白く大きな鳥居。
鳥居の中に見える山が、須我神社の鎮座地
二ノ鳥居
神門
境内
人気はなく、とても静か
拝殿
拝殿に掲げられた額と神紋。
神紋は「八雲」がモチーフ
御本殿
御本殿左の虚空社(こくうしゃ)
御本殿右の海潮神社
(天神神社、大石神社、山神神社を合祀)
弁護荒神社(左)と若宮神社(右)
若宮神社は、稲荷神社・秋田神社・火守神社・琴平神社・木山神社を合祀
須佐之男命が詠んだ歌の歌碑
「八雲立つ 出雲八重垣 つまごみに 八重垣つくる その八重垣を」
山上にある、御親神社、社日神社、義綱神社の参道入り口と参道
参道の樹林
山上に鎮座する御親神社
御祭神は、足摩槌命・手摩槌命(稲田比売命の親神)
境内の杜