多度大社
三重県桑名市多度町多度1681
多度大社(たどたいしゃ)
旧国幣大社
ご祭神は、主祭神として天津彦根命(あまつひこねのみこと・天照大御神の第三皇子)、
相殿に面足命(おもたるのみこ)、煌根命(かしこねのみこと)をお祀りしています。
多度大社(たどたいしゃ)は五世紀の後半、雄略天皇の御代に御社殿が建てらたとされ、
それ以前は標高403メ-トルの多度山全体を神体山として仰がれていました。
御祭神が天照大御神の御子神であることから「伊勢の神宮」に対し「北伊勢大神宮」とも言われ、
北伊勢地方の総氏神として崇められています。
古くから「お伊勢参らばお多度もかけよ、お多度かけねば片参り」と謡われ、
伊勢参宮の折には当社にも必ず参拝に訪れたことがうかがえます。
大鳥居(中央)と御神体山・多度山(右)
参拝は2008年9月下旬。
桑名駅から車で20分ほどの場所に鎮座。
参道の鳥居
※上の大鳥居とは別
境内の入り口に祀られている、末社:鉾立社
境内入り口
参拝は早朝。空気が非常に整っていた
参道の階段
摂社:新宮社
多度両宮の幸魂(さきみたま)をお祀りしている
末社:藤波社
末社:雨宮八幡社
本宮までの参道に、摂社・末社が多数点在している
本宮へと続く緑に包まれた参道。
清々しい空気に満ちていた。
参道
末社:皇子社
招魂社
摂社:美御前社
御祭神は、市杵島姫命
境内を流れる落葉川
ところどころに小さな滝が見られる。
於葺門(おぶきもん)
於葺門をくぐり、本宮(左)と別宮(右)を臨む
深い緑に覆われた、神気あふれる御社殿。すごい
多度神社・御本殿(本宮)
本宮裏手の滝
滝の轟音が御社殿にこだましていた
本宮の向かって右、山の斜面に置かれた神石
別宮:一目連神社
御祭神:天目一箇命(あめのまひとつのみこと)
天目一箇命は、御本宮・天津彦根命の御子神にあたります。
一目連神社の御社殿は正面の御扉が無いという、大変珍しい構造をしています。
非常時に神様が御神意を発する際、龍に姿を変えて天高く駆け上り、
いち早く出向かれるためであると云われています。
一目連神社近くに置かれた御神石
末社:神明社
御祭神は、天照大御神
摂社:一拳社(ひとこぶししゃ)
御祭神は、一言主神(ひとことぬしかみ)
境内を覆う深い色の樹木と、
川のせせらぎが印象的だった多度大社
幽玄な雰囲気の御神体山・多度山